不動産売却
もう一度我が家を見直して!売却までにできること
内覧者はある程度来ているのに、何故か成約に至らない。そんなときは一度住宅内部の状態を見直す必要があるかもしれません。中古であろうと、買手にとって家は大きな買い物です。ちょっとした引っ掛かりが契約の邪魔をしているということもよくあります。それくらい、内覧のときの印象と言うのは大切なのです。
まず室内が綺麗に片付いているか確認しましょう。清潔感は家全体の印象を左右する重要なポイントです。隅々まで綺麗にしたうえで内覧者を迎えましょう。照明も明るいものにすると、部屋全体が明るくなって印象がよくなります。
壁紙や障子が破れているのはマイナス印象になってしまいます。事前にできるだけ補修しておくことが望ましいでしょう。
媒介契約したのは信頼できる仲介会社?
そもそも内覧者が来ない場合は、一度不動産会社との契約を見直す必要があるかもしれません。
不動産会社も数多くあります。中にはあまり熱心に営業活動を行っていない会社や担当者もいます。信頼できる依頼先か、今一度チェックしてみましょう。また、熱心さはあれど営業戦略の見直しが十分にできていないという可能性もあり得ます。場合によっては一度担当者を換えてもらうのも一つの方法です。
また、適切な不動産会社に依頼できているか見直すことも必要です。不動産会社にはそれぞれに得意分野があります。中古戸建て住宅の売却を得意としていて、その地域について十分な知識を持っている会社を選ぶことが大切なのです。
需要に合った売り出し価格を
不動産会社から値引きしようと提案されても、あまり安易に応じるべきではありません。一度下げた価格は戻せません。また、売却時に買手側から値下げ交渉をされることも多くあります。相場そのままの値段で売りに出せば、値下げ交渉によってそれよりも安い価格で売却しなければならなくなるのです。
不動産市場は1月から4月の間が一番活発になります。特に急ぐ事情がない場合は、一度その時期まで待ってみるのも一つの手段です。
それでもあまりに反響が少ない場合は値下げを考えるべきタイミングかもしれません。しかしそれでもいきなり大幅に値段を下げるのは厳禁です。相場より安すぎると「何かわけがあるのでは」と深読みされ、かえって買手が付かなくなります。安すぎず高すぎず、相場に見合った価格で売りに出すことが大切なのです。
やれることをやって、納得のいく戸建て売却を
長い期間買手が付かないと、売手としてはこのまま売れないのではないかと焦ってしまうものです。しかし安易に値下げするのはおすすめできません。まずは建物の様子や不動産会社との契約内容を見直し、値下げの検討はそれから行うようにしましょう。